【Microsoft Stream(Classic)】動画一覧を CSV 出力してみた!

Microsoft Stream(Classic)廃止も予定されている し、そろそろ移行に手をつけなくては!」と思い、差し当たり Steam(Classic)内の動画一覧を CSV 出力してみました。
CSV 出力する手順は、次のドキュメントにまとめられています。
learn.microsoft.com

以下、実際にCSV 出力を試してみたときのメモや手順を記載します。

CSV 出力サンプル

以下は、テスト用テナントで CSV 出力したサンプルです。
(テスト用テナントなので、データが少ないです😢)

VideoId,Name,State,Description,PublishedDate,LastViewDate,Size (in Bytes),Views,Likes,ContentType,PrivacyMode,Creator,Owners,ContainerId,ContainerName,ContainerType,ContainerEmailId
"fda6cee5-97fe-4af7-a4c2-543456df4037","画面録画","Completed","","05/23/2020 23:31:27","04/05/2022 12:26:01","2723422","1","0","Generic","Organization","test@test.onmicrosoft.com","","8709c9e4-b776-41a0-9203-b7cbc560618a","Tetsuya Kawahara","User","test@test.onmicrosoft.com"
"c1f63e54-ee7d-4aaa-b379-ef99a072f811","メディア5","Completed","","01/26/2020 08:17:46","","3387807","2","0","Generic","Private","tetsuya@test.onmicrosoft.com","Stream@test.onmicrosoft.com","984111f3-f1c7-41db-be47-ef20a32888ce","Stream","M365Group","Stream@test.onmicrosoft.com"

CSV 出力できるユーザー

CSV 出力は、Microsoft Stream(Classic) の管理者 のユーザーができます。

learn.microsoft.com

CSV 出力手順

CSV 出力する PowerShell スクリプトの取得

CSV 出力する PowerShell スクリプトは、Stream(クラシック)の管理センター からダウンロードすることができます。

PowerShell スクリプト実行に必要な情報の収集

CSV 出力する PowerShell スクリプトを実行するには、次の情報が必要となります。

  • AAD (Azure Active Directory) のテナント ID
  • Stream のトークンを保存したテキストファイル(.txt)のパス

以下、それぞれの情報収集手順を記載します。

AAD (Azure Active Directory) のテナント ID

  1. Azure portal(https://portal.azure.com/) にアクセス
  2. [Azure Active Directory] をクリック
  3. [プロパティ] をクリック
  4. [テナント ID] をコピーし、後ほど PowerShell で利用できるようにメモする

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Stream のトークンを保存したテキストファイル(.txt)のパス

  1. ブラウザーを開く
  2. [F12] キーを押して開発者ツールを開く
  3. [ネットワーク] をクリック
  4. Stream Portal(クラシック)(https://web.microsoftstream.com/) にアクセス
  5. "refreshtoken" でフィルター
  6. 要求の中から「要求方法 - GET」のものを探し、クリック
  7. 要求ヘッダーで authorization ヘッダーを探す
  8. authorization ヘッダーの上で右クリックし、値をコピー
  9. メモ帳等のテキストエディターに貼り付ける
  10. 先頭の「Bearer 」を削除
  11. テキストファイル(.txt)を任意の場所に保存する
  12. 保存したテキストファイル(.txt)のパスを、後ほど PowerShell で利用できるようにメモする

PowerShell の実行ポリシー確認・変更

ご利用の環境によっては、実行ポリシーによって、PowerShell スクリプトを実行できない場合がございます。詳細は次のドキュメントを参照ください。

learn.microsoft.com

参考までに私の環境のポリシー設定リストです。

CSV 出力する PowerShell スクリプトの実行

PowerShell を開き、「ダウンロードした PowerShell スクリプトのパス」+引数を入力すると、引数「OutDir」に指定した場所に、「StreamClassicVideoReport」フォルダー、および動画情報が書き出された CSV ファイルが作成されます。

<<ダウンロードしたStreamClassicVideoReportGenerator.ps1のパス>> -InputFile "<<InputFile の値>>" -OutDir "<<OutDir の値>>" -AadTenantId "<<AadTenantId の値>>" -ResumeLastRun <<ResumeLastRun の値>> -PublishedDateLe "<<PublishedDateLe の値>>" -PublishedDateGe "<<PublishedDateGe の値>>" 

# サンプル 1
C:\work\stream\StreamClassicVideoReportGenerator.ps1 -InputFile "C:\work\stream\token.txt" -OutDir "C:\work\stream\output" -AadTenantId "7889f835-1234-567a-91b0-12cd3e456f78" -ResumeLastRun false

# サンプル 2
C:\work\stream\StreamClassicVideoReportGenerator.ps1 -InputFile "C:\work\stream\token.txt" -OutDir "C:\work\stream\output" -AadTenantId "7889f835-1234-567a-91b0-12cd3e456f78" -ResumeLastRun false -PublishedDateLe "2022-12-31" -PublishedDateGe "2018-01-01"

引数には次の値を設定します。

引数 必須/任意 説明 設定例
InputFile 必須 Stream のトークンを保存したテキストファイル(.txt)のパスを設定する。 C:\work\stream\token.txt
OutDir 必須 動画情報を書き出した CSV ファイルの出力先を設定する。 C:\work\stream\output
AadTenantId 必須 AAD (Azure Active Directory)のテナント IDを設定する。 7889f835-1234-567a-91b0-12cd3e456f78
ResumeLastRun 任意 実行を最後の実行から再開するか、すべての動画を最初から再び取得し始めるかを制御するためのフラグ。
最後の実行から再開する場合は true 、すべての動画を最初から再び取得する場合は false を設定する。既定値は true。
true
PublishedDateLe 任意 日付を設定すると、公開日が入力した日付以前の動画が出力される。 2022-12-31
PublishedDateGe 任意 日付を設定すると、公開日が入力した日付以降の動画が出力される。 2020-01-01

実行は何度も可能で、実行するたびに「StreamClassicVideoReport」フォルダーの下にフォルダーが作成されます。
(※ResumeLastRun を true に設定した同じコマンドを 2 回実行すると、データが取得されないので注意が必要!)

以上、Microsoft Stream (Classic) の動画一覧を CSV 出力してみたときのメモ、および手順でした。

Microsoft Stream (Classic) 移行関連のリンク

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